中国で行われている東アジア選手権で日本代表は重慶で地元中国と対戦した。
試合開始前から異様な雰囲気はあった。
試合が始まると中国が積極的に攻撃を開始する。
日本は怪我などでFWの人数が少ないこともあり、この日は田代有三の1トップで臨んだ。
中国の新聞では、この試合に勝てなければワールドカップ出場は難しいとか、監督の交代が必要になるなどと騒がれていたこともあってか、この日の中国の攻撃は結構前がかりになっていた。
試合開始から約10分間は中国のペースだったが、徐々に日本が攻撃を組み立て始める。
そして前半17分、ようやく左サイドの駒野友一がオーバーラップをして、中国のゴール左の深い位置から低く早いクロスを上げると、FW田代が相手GKの前に入り交錯するとボールがゴール前にこぼれた。そこに詰めていたMF山瀬功治が狙い澄ましてダイレクトで強烈なシュートを中国ゴールに叩き込む。
早い時間で日本が先制した。
しかし、ここからが長い時間だった。
不可解な判定が積み重なり、日本選手たちの耐える時間が続いた。
徐々に攻撃を増してくる中国には何度もチャンスがあった。
それでもなんとか1-0のまま前半を終える。
後半に入ると日本のスタミナやテクニックが徐々に見れるようになった。
試合を支配し始めたかと思うと、中国がラフプレーに出る。
前半のGK楢崎正剛の出血だけでなく、DF安田理大の負傷退場、MF遠藤保仁やMF中村憲剛がプレーの後に倒されるシーンが目立った。
しかし、審判は多くのファウルを流した。
選手や監督は必死に耐えていたが、サッカーファンは限界に達していたのではないだろうか?
ある程度のブーイングや不公平な判定は予想していたが、選手が怪我させられたりするを見ていると、サッカーを見ている気分ではなかった。
とにかくこの大事な時期に怪我だけはしないでほしい。
勝利よりも選手の怪我を心配するほどの試合展開は、すでにサッカーではないように思えた。
もし公正な審判がいたなら、退場者は何人いただろうか?
しかし、そのような状況でも選手たちは耐えた!
ロスタイム5分と長い時間ではあったが、接触プレーを避けてボールを回して時間を使いきった。
試合終了のホイッスルがなると、DF中澤佑二を中心に選手同士でガッチリとハイタッチをしていた。
みんな本当に耐えていたのだ。
久しぶりに疲れる試合を見た。
見ていた人間ですらこんなに疲れているのだから、選手や監督やコーチはもっと疲れていたに違いない。
とにかく、次の韓国戦に備えてゆっくり休んでほしい。
韓国の実力を考えれば、今日のような疲れる試合展開にはならないかもしれないが、審判のジャッジには不安が残る。
東アジアのサッカーレベルを上げるためにあるはずの大会の存在意味が問われる次の試合をみんなで応援しよう!
もしこの中国戦のような判定が続くようなら、東アジア選手権よりも定期的に日韓戦だけやっていてもいいような気がしてきた。
本来ならとても素晴らしい大会のはずなのだが・・・



